前田公認会計士事務所 > 記事コンテンツ > 年末調整と確定申告の違い
毎年、年末になるとサラリーマンの方は年末調整、個人事業主の方は確定申告の準備を始めることになります。しかし、サラリーマンの皆さんは一般的には確定申告を行うことがなく、一方で個人事業主の方は年末調整を行うことがないため、どのような違いがあるのかということが分からないという方も多いのではないでしょうか。
今回は年末調整と確定申告の違いについて解説をしていきます。
〇年末調整と確定申告で共通していること
年末調整と確定申告で共通していることは「所得税」の確定をするための作業であるということです。年末調整はサラリーマンの方が、所得税を納めるために毎月「仮」の所得税を事業主通じて納めておりますが、この所得税の金額は本来納めるべき所得税との差が生じてしまいます。その差を埋めるために行うのが「年末調整」になります。
一方で、確定申告は個人事業主の方が主に行うことが多いですが、2か所以上から給与が発生しているなど、年末調整を行うだけでは所得税の税額が確定しない場合に行う手続きになります。
〇どのような方が確定申告、年末調整を行うのか
一般的にサラリーマンの方は年末調整を行うことによって税額が確定するため、確定申告は不要のケースが多いです。しかし、年末調整を行っていても確定申告を行う必要があるケースがあります。それは、2か所以上から給与が発生している、2000万円以上の年収がある、医療費控除などの年末調整では控除できない所得控除を受ける必要がある、などの場合に確定申告は必須になってきます。
前田公認会計士事務所では東京23区、多摩エリアを中心に、年末調整、確定申告、相続税などに関する税務相談を承っております。年末調整や確定申告に関してお困りのことがございましたらお気軽に当事務所までお問い合わせください。